ポメラで書いた原稿を、パソコンへ持っていって、仕上げたい場合、一番オーソドックスな方法は、専用ケーブルでポメラとパソコンを繋ぐか、マイクロSDカードをポメラから抜いて、パソコンに差すかの二通り。
これらの方法であれば、パソコンでいじったテキストファイルを逆にポメラに戻すこともできる。
DM5やDM10では、外部機器への接続の選択肢は、これしかない。
でも、テキストファイルを外部機器に持っていくたびに、ケーブルを繋ぐとかマイクロSDカード抜き差しするとかいうのは、ポメラでせっかく原稿を速書きしても、ここでスピードが落ちてしまい、あまり快適な感じがしない。
DM11G以上のクラスのポメラならば、携帯端末にQRコードで、テキストデータを送る機能がついている。
やり方は、ポメラ上で、テキストデータをQRコードに変換。iPhoneなどの携帯端末から、専用アプリを使って、ポメラの画面上に表示されるQRコードをカメラで読み込む。携帯端末に読み込まれたQRコードは、自動でもとのテキストデータに変換される。
と、書くと、複雑な手順を踏む感じがして、なんかめんどうくさそうだが、慣れてしまえば、これがいたって簡単便利なのである。
ぼくの場合、ポメラにこの機能がついているからこそ、ブログを再開したようなものだ。
iPhoneに読み込んだテキストは、そのままブログの編集画面にペーストして、多少体裁を整え、あとは公開するだけ、というシンプルさ。
これくらいお手軽じゃないと、ブログを長く続けられそうにない。
しかし、QRコードによるテキスト転送は、ポメラから携帯端末への一方通行。反対の操作はできない。
ブログならこれでOKなんだが、ネットにすぐにアップするわけではなく、何度も推敲を重ねる小説や論文などのテキストファイルは、外部機器とポメラ間を往復できた方が、何かと都合がいい。
でも、ケーブルで繋ぐのは、やっぱり、めんどう。ウーンどうしよう?
ここでポメラDM100の登場である。
DM100には、QRコードのほかに、パソコンや携帯端末とテキストファイルをやり取りする方法が、さらに二つ付加されている。
東芝製FlashairカードとBluetoothを使う方法だ。
このうち、Flashairは、普通のSDカードのようにポメラに挿すだけで、Wi-Fi環境があれば、Evernoteへ直接テキストファイルをアップすることができる。
また、携帯端末へもテキストファイルを転送することができる。QRコードに変換しない分、かなりスマートな接続方法だ。
ただ、Flashairは、仕様上、QRコードと同じく、テキストファイルをポメラに書き戻すことができない。
一方、Bluetoothを使うと、ケーブルを繋いだり、SDカードを使わなくても、ポメラと外部機器の間で、テキストファイルを双方向に受け渡しできてしまう。
Bluetooth接続。これが一番、理想的じゃないか!
と、いうことで、DM100とパソコン間で、Bluetooth接続を試みてみた。
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