ポメラDM100にFlashAir接続の落とし穴

otosiana
pomeraDM100、DM30の機種では、FlashAirというウェブサーバ機能をもったSDカードを使って、テキストファイルをEvernoteへ投稿することができる。
pomeraがついにクラウドサービスにつながる!
クラウドサービスへの接続は以前からpomeraに待ち望んだ機能だった。
DM100を買うことに決めた当時、外出先でpomeraで書いたテキストをクラウドサーバにアップして、家に帰ってパソコンで再編集できたらどんなに便利になることかと、けっこう喜んだものだった。
たしかにこれはpomera史上、画期的なことだった。
…けれど、じつはFlashAirにはある大きな落とし穴があったのだった。
この事実をちゃんと分かっている人はいるにはいると思うが、少なくともぼくはかつて、これを知らず、しばらく悩むことになった。
それで、もしかして今後も自分と同じ轍を踏む人がまた出るのではないかと案じ、おせっかいながらこの件、記事にしてみた。

pomeraがEvernoteにつながらない

pomeraDM100からEvernoteへ投稿するには、別売りのFlashAirをSDスロットに装着する必要がある。

ぼくは8㎇のFlashAir W-03 Class10というのを用意した。


なにしろpomeraのデータはテキストファイルだけなんで、pomera専用ならば8㎇でも記録容量的には十分すぎる。

FlashaAirを装着した後、pomeraを起動し「menu」から「ツール」を選択すると、プルダウンメニューに「FlashaAir」という項目が見える。

続いて「FlashAir」を選択すると、「ファイル転送」というのと「Evernote投稿」という項目が現れるので「Evernote投稿」を選択。
evernotegamen
すると「FlashAir 接続先選択」画面が表示される。
ここで自分が接続しているSSIDに★マークがついているのでこれを選択する。
次に「EVERNOTE アカウント設定」画面が現れるので、事前に自分が登録しているEvernoteのユーザ名とパスワードを入力する。
kakuninevernote
Evernoteの例の像のマークが現れEvernoteのアカウント確認中の表示が出る。
ここまでは、マニュアルどおりにすすんだ。
しかし、しばらくすると「アカウントの確認に失敗しました」と表示され、「EVERNOTE アカウント設定」の画面に戻ってしまった。
failevanote
何度かアクセスを繰り返してみたが、いっこうにこの先に進むことができず、結局Evernoteへの投稿を諦めざるを得なかった。

FlashaAirの動作確認済表を見つけた

数日間、なぜpomeraDM100の投稿がEvernoteのアカウント確認で撥ねられるのかさっぱり理由が分からず悶々とすることになった。
それでいろいろ考えて、もしかしたら、FlashAirのほうに問題があるのかもしれないと思い直し、ネットで調べたところ、デベロッパー向けにFlashAirのアプリやサービスの開発の技術情報を提供しているFlashAir Developersというサイトに行き着いた。
FlashAir Developersのサイトの中に「外部機器との連携」というページがあり、その事例の中にpomeraDM100も記載されていた。
さらにその事例のpomeraDM100の記事に欲しかった情報のリンクがはられていたのであった。
このPDFはpomeraDM100におけるFlashaAirの動作確認済表である。
この表、文字が小さくて見えにくいが、よく見るとFlashAir には何種類かシリーズあることがわかる。
そして、表の中にある僕の買ったFlashAir W-03 Class10には△印が付いていて、なんとEvernote投稿機能は使用できないと、脚注に小さく表記されているではないか!
FlashAir W-02 Class10も同様にEvernote投稿機能は使用できず、FlashAir Class6にいたってはEvernote投稿機能だけでなく、ファイル転送機能すら使用できない。
Evernoteに投稿したければFlashAir W-04 Class10じゃなければダメなんじゃん!
DM30でもこれは同じはず。
キングジムはこういう大事なことは、もっと分かりやすく説明しておいてくれないと困るんですけど。超不満!
せっかく買ったFlashAir W-03 Class10はpomeraDM100的には使用価値ゼロの代物となってしまったではないか…とほっ。

まとめ

FlashAir W-04 Class10はけっこうお値段が高いし、だいたいどのシリーズのFlashAir も仕様上、通信接続でファイルを書き出せるだけで、書き込むことはできない。
FlashAir W-04 Class10だけがEvernoteに投稿できるといまさら分かったところで、FlashAirを買い換えるのもばかばかしい。

今後は双方向にテキストファイルを受け渡せるBluetooth接続だけでpomeraDM100を使っていこうと思った次第である。

これからFlashAirを使ってEvernoteに投稿しようと考えているみなさん、くどいですが使えるのはFlashAir W-04 Class10だけですよ。
くれぐれもお間違いのないように気を付けて下さいね!

追記と訂正:以前”DM200もFlashairを使用する”と書いてしまったが、DM200は無線LAN機能を搭載してるので、FlashAirは使わない。また、その無線LANの“ポメラSync”という機能を使って、DM200で作った文章をiPhoneやMacのメモアプリと双方向で文章編集することが可能となったようだ。誤認識だったので、訂正しました。

2019年8月30日

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