ポメラのベタつきを掃除する

ポメラの掃除に重曹を使ってみる

最近はもっぱらDM100を使うことが多く、使用頻度の少なくなったDM11Gを久しぶりにケースから取り出したら、樹脂部分がベタベタになっていた。
これは「加水分解」という現象らしく、DM11Gと同じくDM10、DM20でも起きるので、ほかの方のポメラ関連のブログなどでもよく取り上げられている。
DM100の方は使っている素材が違うので、ベタつくというような現象は起きないようだ。

たしかに触った部分が指に張り付くほどこんなにベタベタしていると、ポメラで文字を打ってみようという気にはどうしてもなれない。
キングジムはポメラの本体の素材を選定したとき、こうなることを承知してて決めたのだとしたら、けっこう問題だと思う。

ベタつきを取り除くには、ネットでは「エタノール」が有効という情報もあったが、自分の場合は家にたまたまあった弱アルカリ性の「重曹」=重炭酸ナトリウムを使ってみることにした。

5キロの重曹

国産重曹 5kg【食品添加物】掃除・洗濯・お料理・エコ洗剤 NICHIGA(ニチガ)

重曹はパンなどのふくらし粉としてや、洗濯、茶渋取り、におい消しなど、いろいいろと便利な使用方法があるので、家では5キロの袋で買い置きしてある。

ベタつきを取る

ポメラの掃除手順

  1. スプーンで小さじ1杯ほどの重曹の粉をタッパに入れてから少量の水で溶く。
  2. 布かティッシュにその水で溶いた重曹を浸して軽く搾り、まずポメラの底面からこすってみる。
  3. 水分が少ないとなかなかベタつきがとれないが、あまり多いとポメラの内部に水が入ってしまうので要注意。
  4. 底面のベタつきは何回か、こすっただけで、わりとすんなりとベタつきが取れた。
  5. 次にディスプレイとキーボードを繋ぐ円筒の部分をこすってみた。
  6. ここは形が複雑でなかなか拭き取るのが難しく、裏までは完全にベタつきを落とせなかった。
  7. 最後にディスプレイとキーボードの廻りの枠部分を拭き取る。溝や細い部分があるので、綿棒で丁寧に何度もこすった。


これで、完璧ではないが、いちおう手の接する部分のベタつきはあらかた除去することができた。

ディスプレイ廻りの掃除

しかし、アルカリ性の重曹でこするということは、加水分解を速めてポメラの表面をこそぎ取っているわけだから、近いうちにまたベタつき出すんじゃないだろうか?
あくまでもこれは応急処置のような気がする。

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