ジョージアの勇者「栃ノ心」

一月場所で平幕の栃ノ心が優勝した。横綱の白鵬、稀勢の里が休場するなか、鶴竜には一敗してしまったものの、14勝1敗での優勝はたいしたものだな。
いろいろ問題を起こしたり、起こされたりで、ここまで来るのに波瀾万丈の栃ノ心だったけど、俳優のニコラス・ケイジになんとなく似てるし、目が涼やかで好きだ。

栃ノ心は本名レヴァニ・ゴルガゼ。グルジアから国名の変わったジョージアの出身。
ジョージア出身の力士には黒海もいたな。

ジョージアって、ソ連崩壊で独立を果たした国の一つだが、昔はトルコとかペルシャと隣接していたせいで、国情がすごく不安定な国だった。モンゴルが攻めてきたときは、まあこれはジョージアに限った話ではないけど、長いあいだモンゴルの支配下に置かれてしまった。

だから、ジョージアの人々はモンゴル出身の上位の力士たちが居並ぶなか、栃ノ心が優勝したことに、快哉!と心の中で叫んだに違いない。
…って、古い何百年も昔のことを持ち出して、喜んでいるのは自分だけか?


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